Step1
会話了解取得 |
まずは、患者さんの警戒心を取り除くことが必要です。つまり、日常会話レベルでのコミュニケーションを取ることに対して、了解をいただけている状態を作ることが、初回面談の一番最初に発揮しなければならない機能です。 |
Step2
相談了解取得 |
一定の会話が成立したら、次は患者さんに対してのDrのポジショニングを考えなければなりません。つまり、単なる会話相手から、プロとして認識を高めていただき、「お口の健康のことについてこの人に相談しても良い」という状態にまで、患者さんとの関係を高めていくということです。
逆に、このポジションを確保することなく、自院の差別化やヒアリングを行っても、たくさんある歯医者さんの中の1人であるという位置づけに過ぎないわけですから、その後の機能についての効果は小さくなってしまいます。 |
Step3
フレーミング
(思考の枠づけ作用) |
本格的な差別化に入るためには、事前に発揮しなければならない機能がもう1つあります。複数の治療方法(歯科医院)比較するための選択基準や歯科治療で重要なポイントを患者さんに認識してもらわなければなりません(もちろん自院有利に)。 |
Step4
差別化 |
フレーミングがしっかりできればあとは自院の差別化です。このとき、事前のフレーミングに基づいて差別化ポイントを集約してアピールすることが重要です。 |
Step5
再ヒアリング
※診断 |
基本情報のヒアリングだけでなく、現状の環境や健康全般に対しての不満、不安要望などをヒアリングしていきます。
過去の歯科治療に対する不満は、治療意欲を醸成する上で重要になってきますし、要望や不安点のヒアリングは、この後の治療に対して大きな意味を持ってきます。
※医学的な診断結果については、問題点共有する大前提となります。 |
Step6
問題共有 |
問題とは、診断結果に基づいた歯の健康以外の資金や時間の調整、家族の承諾など、今後の治療を進めていく上でのハードルのことを指します。あとで、大きな課題が出てくると、予定していた見込み大きくずれることがあります。
特に意思決定権者が誰であるか(影のキーマン)、患者さんの価値観などを把握すことが重要になってきます。
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Step7
目標共有
→ 契約合意 |
ここまでの6つの機能がしっかり発揮できると、提示した目標(治療計画)を共有することが容易になります。 |